東京の木を知る!クロストークイベント開催レポ

皆さんこんにちは。新入社員のアユです!
今回は3/20(土)に開催されたKOMOREBINOOKのプロジェクトである「めぐる工務店PROJECT」主催のオンラインクロストークイベントの模様をお伝えします。

イベント概要

何それ知らない!という方もいると思うので、イベント告知の画像を載せておきます!

イベント概要はイベントオーナーのケンタさんが書いたこちらの記事からどうぞ!
東京の木を知る?オンラインクロストークイベント開催!&めぐる工務店PROJECTについて

今回のクロストークでは、ゲストに東京チェンソーズの青木さんをお招きし、そもそも林業って何をするの?ということから森林の昔と今、そして私たちの森とのかかわり方や丸太林業に限らない「林業」の多様な在り方まで様々なことをお話しいただきました。

私自身、「林業」と聞くと森で木を伐採している人の姿しか想像できないレベルの知識でしたが、青木さんのお話を聞いて今までなんて狭い世界で生きていたのだろうと考えさせられました…(重い?

詳細なトーク内容は後ほど書き下ろし記事が上がりますので、ここでは当日の大まかな流れとその時々で私が感じたことを綴りたいと思います。最後まで読んでくださると嬉しいです!
(書き下ろし記事はめぐる工務店PROJECTサイト内の「めぐるマガジン」で近日アップされるのでお楽しみに!)

森林の循環

まずはチェンソーズさんのプロフィール紹介からスタート。
その中で、森林とSDGsとのかかわりを解説してくださいました。
森林とSDGsの関係はとても深く、森林を有効活用することは全17ある目標のうち14の目標達成につながり、最終的に森の管理や保全に還元されるのです。

▼14目標は以下(番号はSDGsにおける順番です。)

2.飢餓をゼロに

3.すべての人に健康と福祉を

4.質の高い教育を皆に

5.ジェンダー平等を実現しよう

6.安全な水とトイレを世界中に

7.エネルギーをみんなに、そしてクリーンに

8.働きがいも、経済成長も

9.産業と技術革新の基盤をつくろう

11.住み続けられるまちづくりを

12.つくる責任、つかう責任

13.気候変動に具体的な対策を

14.海の豊かさを守ろう

15.陸の豊かさも守ろう

「森林」と聞くととても大規模なことのように聞こえますが、項目を細分化してそれを一つずつ達成していくことで最終的に大きな循環が生まれることがわかりました。

めぐる工務店としても、「循環型」の設計・施工プロセスのあり方を模索している最中。
森林もそうですが、たくさんの人やものが関わるプロセスにおいて循環型モデルを構築することは難しいことです。
しかしチェンソーズさんはこれを実現すべく、多様な林業の在り方を提唱しています。

東京チェンソーズの「林業」

次に青木さんが説明してくださったのは、東京チェンソーズがどんな「林業」を実践しているのかや、林業の課題です。チェンソーズでは5つの事業部を置いて幅広い活動をしています。

そのコンセプトは、丸太に限らず根っこから枝、葉っぱまで「木を一本丸ごと使い切る」。林業に対して多くの人がイメージを持っている「丸太林業」が経済的に不安定になっていることも一因となりこの活動をしているそうです。
桧原村の9割を占める森林を一元管理し、その森林でとれる木材から商品づくりやイベントの企画をしているチェンソーズさん。
まさに木材の地産地消を実現しています。

私の中で、林業は地産地消の「地産」のみのイメージで「地消」は製材後に別の企業が行なうものだと考えていました。しかし、1つの会社の中で素材を生みだし活用するところまでしていることに驚きました。
むらやま建設でも、地産地消の活動として建物が建つ地域の木材を使用する事例がいくつかあります。チェンソーズさんと同じ多摩エリアに拠点を構える工務店として、林業と建設業の間でも循環が生まれるように連携していけるといいですね!

森を身近に、そして長く付き合うために

クロストークの中で、「作業道の重要性」についてお話しいただいた際、本来切り出した木を搬出するための作業道は、お客さんを山の中に案内できるようになることで「人と山との距離が近づく」とおっしゃっていたことが印象に残りました。
私はこの言葉を、東京チェンソーズさんの活動全体を表す言葉だと感じました。
森林の管理・保全に限らずお客さんに愛される商品づくりやイベントの企画をすることで森林や木に興味を持ってもらえるきっかけづくりをすることで、気持ちの面でも森林を身近に感じる人を増やしているのがチェンソーズさんなのだと思います。

案内人の斉藤さんは、こちらのイベントを見て「1歳になった娘を将来連れていきたい。」と。
お子さんの成長に合わせて参加できるイベントは家族のいい思い出になりますね^^

ガチャガチャ人気

青木さんより東京チェンソーズの活動や林業についてご説明していただいた後、赤坂さんからこんなコメントがありました。
「林業について、一般的な知識しかなかったけど…まさかガチャガチャを売るとは(笑)」

確かに(笑)

コロナでイベントの開催が難しいことから、どこにでも置いて楽しめるガチャガチャを販売しているチェンソーズさん。参加者からも「欲しい!」というコメントが多く来ていました。

質問コーナー

お次は案内人の斉藤さんからいくつか質問が。その中で青木さんが答えてくださったものをご紹介します!

・青木さんが林業を始めたきっかけ
・丸太林業の作業過程について
・木を丸ごと1本使うことの難しさ
・檜原村の森林の移り変わり(林業の変遷と森林の状態の変遷)
・作業道の重要性について
・子どもと森とのかかわり
・「森林サービス産業」の可能性について

詳しい回答内容は先ほどご紹介しためぐるマガジンをお楽しみに!

そして、お次はお客さんからの質問コーナーに入ります。

自伐型(じばつがた)林業とは何かや、林業の繁忙期や作業についての質問、そして花粉症の方から、杉の木はなんとかなりませんか?という切実な質問など様々な質問が飛び交いました!
(ちなみに東京チェンソーズの花粉症事情でいうと、青木さんはもともと花粉症でしたが治ったそうです。
ただ社員の中に花粉症の方はもちろんいて、ティッシュを花に詰めながらの作業をしているとのこと…。
この時期は大変だー。)

最後に

1時間以上に渡って林業や木について私たち初心者にもわかりやすく、そして楽しいお話をしてくださった青木さん。
多くの人が森を身近に感じることができるきっかけづくりを様々な方面からアプローチして実現させていることがわかり、これらの地道な活動が未来の林業を活性化させたり、自然が豊富にある地域を活性化させる大きな力となるのだと強く感じました。

私たちも、立川に拠点を置く地域の工務店として今までより建設業や地域に貢献した活動をしていきたいと思い、Ittekiプロジェクトやめぐる工務店プロジェクトなど新しいことを始めたばかり。
すでに多くのアクションを起こしているチェンソーズさんからは学ぶことが多くあります。

そうそう、イベントの途中に弊社から参加していた赤坂さんから、「今度はオンラインではなくお客さんを実際に森林に招いて体験ツアーなんかやりたいですね!」というコメントがありました。それ絶対参加したい…。
実現するのが今から楽しみです!

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