東京の木を知る?オンラインクロストークイベント開催!&めぐる工務店PROJECTについて

みなさんこんにちは。KOMOREBINOOKのケンタです!
今回は3/20(土)に開催するオンラインクロストーク「東京林業と東京ローカル〜東京の林業を知り、木を知る〜」について紹介していきます!
このクロストークイベントは、KOMOREBINOOKのプロジェクトである「めぐる工務店PROJECT」主催のめぐるコミュニティイベントとなっています。

第二回目となる今回のイベントでは、先日のKOMOREBI Marchéにも物販でご協力いただいた東京都檜原村の東京チェンソーズの代表青木さまをお招きしてお届けいたします。
前半は今回のイベントのご紹介、後半は、なかなかKOMOREBI MAGAZINEではめぐる工務店PROJECTに触れてくる機会もありませんでしたので、改めてめぐる工務店PROJECTの紹介をしていきます。

東京林業と東京ローカル〜東京の林業を知り、木を知る〜

めぐるコミュニティイベント&めぐるマガジンの第二弾は、東京の林業にフォーカス。
日本の国土面積のおよそ3分の2が森林であると言われていますが、日本の首都東京都においても約4割の面積がが森林です。そんな東京での林業はどうなっているのか、東京ローカルとの親和性は何か、地域資材を使う上での課題は何か、東京都の檜原村で村の9割以上を占めるという森林を管理する林業の会社 東京チェンソーズの青木さんをゲストにお話を伺っていきます。

当日は案内人として、めぐる工務PROJECTの共同パートナー株式会社CLAVIS HELICEさんから斉藤さんが進行を務め、いくつかのテーマの中から青木さんとお話をしていきます。
内容は当日のお楽しみ!ですが、ちょっとだけ当日のお話のイメージができるような紹介テキストを添付します。

檜原村の木々

なかなか着目されづらい東京の自然。しかしながら、東京都の面積の約4割が森林であり、奥多摩や五日市では春〜秋にかけて行楽を楽しむアウトドア客で賑わいます。
そんな東京の森林を守り、林業の成長の一翼を担う東京チェンソーズは「木を1本丸ごと使い切る」をコンセプトに林業の現場から、ものづくり、「森デリバリー」というイベント、3本の苗木を30年間かけて育てていくプロジェクト「東京美林倶楽部」まで、木と私たちを身近にする取り組みをしています。
東京チェンソーズの青木代表をお招きし、「東京林業と東京ローカル」というテーマで、ともに多摩地域で木を扱う事業者として、地域材を使う意義と課題、そしてローカルに根付いたアクションとしてどんなことができるのか、模索していきます。

日本の国土面積のおよそ3分の2が森林というお話はよく聞きますが、東京都の約4割が森林ってみなさんご存知でしたでしょうか?
私は多摩地域で出身ということもありよく奥多摩へ遊びにいっていたので、森林面積は多そうと思っていましたが4割もある、というのはちょっと意外でした。
木を使う事業者であるKOMOREBINOOKとして東京の林業をともに盛り上げるために、地域材を使うために私たちの視点でできることはどんなことがあるのか、当日は一緒に考えてみたいと思います。

まだまだ参加者募集中!

めぐる工務店PROJECTとは

さて、あまりKOMOREBI MAGAZINEでは発信してこなかっためぐる工務店PROJECT。簡単に説明します。
自然素材を利用した空間づくりをしてきたKOMOREBINOOK。そんなスタッフの多くは、サーフィンやキャンプ、スノーボードといった自然の遊びが大好きなんです。
だからこそ、建設という事業の中でも当たり前に私たちの遊び場である自然を大事にしていきたい、という思いをきっかけに、「空間づくりから、持続可能な世の中へ。」をキーメッセージとするめぐる工務店PROJECTの立ち上げに至りました。

SDGsへの取り組みやサステイナビリティ推進は昨今の話題ではありますが、私たちのような中小の工務店、とりわけ小規模の工事現場では、その成功例がなかったり、推進しようと思ってもプレイヤーがいない、体力がない、という課題があると感じています。
そこでサステイナビリティ推進を専門としたプロジェクトデザインスタジオである株式会社CLAVIS HELICEさんと合同で当プロジェクトを立ち上げ、循環型モデルかつ環境負荷がなるべく少ない設計のあり方や施工プロセスを実現し、それを一つのガイドラインとして落とし込み広く発信することで、私たちとともにアクションしてくださるパートナーさんを増やすことで循環(めぐること)を目指しています。

ガイドラインの作成から実際の施工現場におけるアクション、そして発信までのPDCAサイクルをまわすことでよりブラッシュアップした事業モデルへ転換していくことがメインとなりますが、さまざまなサステイナビリティの発信ツールとして、めぐるコミュニティ、めぐるマガジンを運営しています。

●めぐるコミュニティ

空間づくりに欠かせない木材を軸に、DIYでのものづくりなどの体験や自然と触れ合うワークショップを通じて、自然の大切さやつながりを共有していくコミュニティを運営します。
めぐるコミュニティイベントページはこちら

●めぐるマガジン

“それぞれのエシカルな暮らしを見つける”をテーマに、素敵な取り組みを行っている方々へのインタビューやコラムなどを「めぐるマガジン」としてお伝えしていきます。

今回のオンラインクロストークイベントは、めぐるコミュニティイベントとなり、配信限定の開催となりますが、後日トークセッションの内容を書き下ろしてめぐるマガジンとしてアップしていきますので、当日参加できない方は、こちらをご覧ください!

プロジェクトオーナーとしての思い

ここからは、プロジェクトの立ち上げに携わっている私の思いを、書いていきます。

2020年8月にリリースした「めぐる工務店PROJECT」ですが、正直「まだまだ何もできていない」というところが本音です。
いくつかの施工事例は集まってきているものの、ガイドラインの実践と実証にはまだまだ通り道のりであると痛感しています。

確かに、地球環境にいいもの、健康にいいもの、と言われると聞こえはいいですが、建材や資材一つとっても、再生可能なものやリサイクル(再製)材というものはまだまだ少なく、その分高価なものが多いです。(もちろん一般的な建材や資材でもホルムアルデヒド低減の最高基準であるエフ・フォースターの製品は多くあり、KOMOREBINOOKでも積極的に採用しております)

つまり、どの業界でもそうですが、業界全体として「サステイナブルに振り切ってやっていこう!」というところまでには、まだまだハードルが高く、浸透には時間がかかると感じています。
したがって私たちも、最初から全部を変えてやっていこう!というモチベーションではなく、中小企業の私たちだからこそ、できることを一つひとつアクションしていこう!というモチベーションで認識共有してスタートしたという背景があります。

そこでKOMOREBINOOKが提供するコミュニティサービスであるIttekiの運営を通して、エコとローカルのプロダクトをお届けする「KOMOREBI Marché(コモレビマルシェ)」、各種セミナーやクロストークなどのイベント、DIYワークショップの開催をしていくことで、楽しいコンテンツのなかでもしっかりとエコや循環、エシカルといったことをかんがえられるような仕掛けをしていくことをはじめました。

KOMOREBINOOKとして、めぐる工務店PROJECTのようなプロジェクトの運用、Ittekiのような新規サービス立ち上げ、イベントの開催などはじめてなことだらけで、スタッフのみんなでトライアンドエラーの日々です。笑

マルシェの様子。仕事しないで温まってるのが私です笑

しかしながら、KOMOREBINOOKとして守っていくもの、目指すべきものは先ほど述べましたが、そこに向かってチャレンジをして、一つひとつクリアしていく過程が、私たちとともに業界を盛り上げる事業者さんの目に触れ、パートナーとなりともにチャレンジを重ねられることで、業界全体としてアクションの底上げになれば、と考えています。

最後までお読みいただきありがとうございました!
これからさまざまなイベントを開催して、KOMOREBI MAGAZINEを読んでくださっている方と触れ合える機会をリアルやオンラインの場でも増やしていきたいと考えています。
定期的に発信していきますので、チェックしてみてくださいね!

それではまた!

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