【こだわりの家づくりを】造作家具のメリットとデメリットを解説!

皆さんは、造作家具という言葉を聞いたことがありますか?マイホームをお考えの方は今後打ち合わせの場でこの言葉を聞くことがあるかもしれません。

造作家具とは、オリジナルの作り付けの家具のことです。既製品ではなく造作家具にした場合、大工さんや職人さんにサイズやデザインをオーダーして、住まいに合わせた家具を一からつくってもらうことができます。それでは、造作家具を住まいに取り入れることにはどんなメリットがあるのでしょうか?

造作家具のメリット

①統一感のある空間をつくることができる。
内装に合わせた素材感や色味でオーダーすることができるため、空間に統一感が出ます。既存の家具で一からコーディネートすることが手間に感じる方や、素材からしっかり統一感を出したいという方は、内装を担当している工務店に一貫して造作家具をオーダーすると、効率面でもデザイン面でも良いかもしれません。

②こだわりを反映できる。
皆さんが家づくりにおいて大切にしたいことを、造作家具で実現できるかもしれません。読書を楽しみたいから、手持ちの本に合ったサイズの本棚が欲しい。家事をしながらでも家族とコミュニケーションを取れるように、キッチンとダイニングテーブルを一体化させたい。子供が怪我をしないように、角がないインテリアで統一したい。などなど…造作家具も念頭に置いて理想の家づくりを考えると、デザインの幅がぐっと広がりそうです。

③地震のときに家具が倒れる心配がない。
既製品はそのまま置くだけだと心もとなく、転倒防止のストッパーや突っ張り棒などを別途用意しなければなりませんよね。造作家具の場合、壁面と一体化させたり天井まで隙間なく取り付けたりすることも可能なので、地震による家具の転倒リスクを軽減できます。特に食器戸棚や本棚など、大きくて重量のある家具は地震の際の心配も大きいと思うので、造作家具にすることがおススメです。

④空間にぴったりのサイズをオーダーできる。
造作家具は、内装に合わせて1ミリ単位でサイズを指定できます。そのため、調度いいサイズの既製品を毎回探す手間を省くことができますし、デッドスペースを極力少なくして空間全体を有効活用することができます。

造作家具の注意点

メリットの多い造作家具ですが、注意点もいくつかあるためしっかり確認しておきましょう。

①気軽に模様替えしづらい
好みやライフスタイルは変化していくもの。それによって家具配置やデザインを変更したくなることがあるかもしれませんが、造作家具は一度設置すると変更しづらくなってしまいます。しかし、事前の対策として工夫できる部分もあります。例えばデザインに関しては、飽きのこないシンプルなデザインを検討すること。配置に関しては、定期的に配置変更しそうな家具に限り既製品を導入することが挙げられます。 ライフスタイルに合わせて既製品と造作家具を使い分けることも検討してみましょう。

②既製品よりもコストが高い。
造作家具の種類や使用する素材によってかかるコストが異なるため一概には言えませんが、大量生産できる既製品と比べると高額になる傾向があります。

③現物を確認しながら作ることができない。
しっかり現物を確認して確実にイメージ通りに仕上げたいという方は、既製品で理想に近いものを探すか、打ち合わせ段階で細かい部分までしっかり要望を伝えることが大切です。

造作収の家具の3選

キッチンカウンターの壁面に、マガジンラックを取り付けました。お手持ちの本をお洒落に見せつつ、すっきりと収納することができます。

玄関横に手洗い場を設置すれば、感染症予防としても有効です。また、鏡があれば出かける直前にさっと身だしなみを整えることもできます。脱衣室やランドリールームになるべく来客を入れたくない方は、来客用の手洗い場としても重宝できそうですね^^

色鮮やかなタイルが印象的な造作洗面台。こちらの住宅は玄関ドアがイエローなど、積極的に色を取り入れたデザインが特徴的です。ミラーの縁や台の一部に木を取り入れて、ナチュラルさもプラスしています。

おわりに

今回は造作家具について解説しました!既製品では実現しづらいこだわりをデザインに反映でき、空間と一体感を出すことができる造作家具。一方で、レイアウト変更をしやすい既製品の置き家具。それぞれのメリットを活かしながら、インテリア選びをお楽しみください。この記事が少しでもご参考になれば幸いです。

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