快適に暮らせる土地の方角とは?東西南北のメリット・デメリット

こんにちは、KOMOREBI Houseです。

マイホームを建てるにあたって土地の購入をお考えの方にとって、「土地の形状や方角」は気になるポイントだと思います。隣地との関係性や接道がどちらの方角か、プランニングするのに土地の形状や方角によって建物の日当たりや間取りに影響してきます。

南向きの家は、ほかの方角の家と比べて一日中日当たりが良いことが多く人気があります。しかし、実は全ての人にとって必ずしも南向きの家がベストとは限りません。お客様のライフスタイルによって適切な方角は異なりますし、家づくりの工夫によって方角による悩みは解消できるんです。今回は土地の方角別にメリットとデメリット(と、その解消法)をご紹介します!

【東向き】の土地の特徴

◎メリット
朝から午前中にかけて室内が明るいことです。朝日をしっかり取り込むことができるので、すっきり目覚めることができます。また、西側に建物があれば西日が遮られるので、西日によって部屋が暑くなることが少ないです。

◎デメリット
午後になると日当たりが悪くなり、「少し暗い」という印象を持つ方もいるかもしれません。ベランダに洗濯ものを干したい場合、午前中に洗濯する時間がなく午後になってしまうと乾きが悪そう。。東向きの土地をお考えでこういった場合が不安な方は、家を建てたい場所の日当たりを見ながらベランダ位置を工夫してみるといいかも!

∇東向きの土地が向いている人
・朝からしっかり活動したい人
・午後は外出していることが多い人

【西向き】の土地の特徴

◎メリット
午前中は光が入りにくく、午後の日当たりが良いのが特徴。朝の光が入らないので、朝ゆっくり起きたい夜型の方や、午前中に家にいることが少ない夜勤の方にはぴったりといえます。

◎デメリット
西日の暑さが厳しいうえに、かなりまぶしいと感じる西側。暑さが苦手という方は、遮光カーテンや窓の外で日差しをカットしてくれる外付けシェードを採用して、西日の侵入を防ぐなどの工夫でお悩みを解消できます!他には窓を小さくするという対策が挙げられますが、こちらは普段子供が一人で家にいることが多いご家庭では防犯対策にもなります^^

∇西向きの家が向いている人
日中は外出していることが多い人
・仕事が夜勤で夜型の生活の人
・カーテンを開けて生活することが少ない人
・窓を大きく取らずに防犯対策したい人

【南向き】の土地の特徴

◎メリット
南面に軒を出すことで夏は強い日差しが入りにくく、冬はやわらかな日差しが部屋の奥まで入り込む家を作れるので、1年を通じて快適な住まいになります。

◎デメリット
他の方角と比較して人気があるため価格が高い傾向にあります。共働きで日中は家に誰もいないご家庭や、防犯対策としてほとんどずっとカーテンを閉めて過ごしているという方は、南向きのメリットを感じずらいと思います。南向きではなく他の方角の土地を選択することでコストを抑えるという選択も◎

∇南向きの家が向いている人
・リモートワーカーや専業主婦など、日中の在宅時間が長い人
・寒さが苦手で暖かい部屋を重視したい人
・洗濯ものの量や頻度が多く、ベランダに干したい人

【北向き】の土地の特徴

◎メリット
冬の寒さに注目されがちな北向きの土地ですが、夏場は涼しく冷房代を抑えられるのが大きなメリットです。安定した光が供給されるので、まぶしすぎたり暗すぎることがなく、自然光による自宅での作業に集中できそう。

また、建築基準の高さ制限が緩やかなのも北向きの特徴。建築基準法の一つに北側の隣家の日当たりを確保するための「北側斜線制限」というものがあり、南側からの採光を考慮して北側に面した部分に高さ制限が設けられています。しかし北向きの土地では北側に道路が来るため、北側に家が建つ南向きや東向き、西向きの家よりも斜線制限の影響を受けにくいことになります。

◎デメリット
日当たりが悪く、冬は寒いのが特徴。湿気にも要注意です!ただ、南北に細長い土地なら南側に吹き抜けを設けたり、中庭トップライト(天窓)2FにLDKを設けることで北向きでも光をしっかり取り込む造りにすることができます!湿気対策としては、換気をしっかりするなど通気性のよい家づくりをすることが重要です。

∇北向きの家が向いている人
・土地購入金額を抑えたい人
・日中家で作業することが多い人
・光の影響を嫌う仕事や趣味をする人
・インテリアにこだわっていて、日焼けが気になる人

まとめ

このように、家の方角は快適な住まいをつくるうえで重要なポイントとなります。自分に合っていそうな方角は見つかりましたか?デメリットが目立つ方角でも、工夫によって悩みを解消できることもわかっていただけたかなと思います!

方角と共に土地の形状もチェックしておくといいでしょう。例えば、北向き・南向きの土地で南北に長い形状をしていると、東西に面した壁の面積が大きくなり、外壁の素材や窓の近くに配置しているインテリアによっては日差しの影響を強く受けてしまうことも。

間取りなどの工夫によって方角ごとのデメリットを感じさせない住宅につくりあげることができるので土地の方角についてお悩みをお持ちの方はお気軽にご相談ください!

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