世界で最も伐採されている間伐材とは?

みなさんこんにちは!KOMOREBINOOKの檀浦です。
朝晩過ごしやすく、ようやく秋を感じられるようになりましたね!こんな時は山に登りたくなりますね!
山といえば、最近よく社内や行く先々で間伐材という言葉を耳にします。KOMOREBINOOKでも積極的に利用している木材なのでご紹介していきたいと思います!

間伐材とは?(かんばつざい)

木を健康に育てるために必要な手入れとして伐採した木を間伐材といいます。

実は、以前伐採された木は廃棄されていたのですが近年はSDGsや循環型社会への関心も高まり、限りある木材を無駄なく利用し、ごみを減らすため、積極的に利用されています。

KOMOREBINOOKが新たにチャレンジしている「めぐる工務店PROJECT」の第一弾でも間伐材を使った事例があります。

英語表記ではThinnedwood 薄い木と表記され、
日が当たらないために薄い木なの?
大きさがバラバラなんじゃない?
と思われがちですが、身近なものでいうと、コンビニの割り箸や紙コップ、封筒、オフィス用家具、建材や耐衝撃用のガードレールなど、身近なものからあまり知られていない部分まで使用されており私たちの生活を支えてくれています。

また、建材では、間伐材をチップサイズに砕いたパーチや、木くずで作られたファイバーボードなど環境に配慮した製品が特に多いようです。
細いから使いにくいといった声を聞きますが、最近見学させて頂いた木工団地では直径約1.5m級の大きさの間伐材もあり、私はそう感じませんでした。
(写真撮っておけばよかったですね…とても大きかったです)

また、最近担当させて頂いたお客様では環境に配慮した活動を行いたいと伺い、写真のようにエントランスの入口のドア枠として使用しました。

▲間伐材を使用したドア枠
▲小田原の杉間伐材のドア枠(拡大図)

そもそも間伐とは?

間伐材のみに注目してきましたが、間伐材の間伐とは何を指すのでしょうか。
間伐とは他の木の成長を妨げないために、木を切ることを間伐といいます。
木を切る際には主伐・間伐・択伐・皆伐の4種類に分類されているようです。

・主伐(しゅばつ)長生きした丈夫な木を切ること 
・間伐(かんばつ)主伐する木の健康を保つために切ること
・択伐(たくばつ)不健康な木を切ること
・皆伐(かいばつ)指定された地域の木をすべて切ること

なぜ間伐は必要なのか?

木は葉から太陽を浴びて光合成をし、根から水分を吸い取り成長していきます。
植物は日光を求めて上へ我先にと成長する特性があるため、ある程度成長すると木がお互いに寄り添い密集し始め、日に当たることができない木を多く出さないためにも必要な作業とされているようです。

また、日本は敷地面積の67%は森林で出来ている森林大国です。その分手入れする範囲も広く森林地帯が広がる地域の過疎化は近年の深刻な問題となっています。
加えて日本各地の森林地区の間伐量は主伐量より遥かに多く、事務所近くの多摩森林地区では一部伐採量を調整していることもありますが、直近5年間で約5倍にあたるようです。

最後に

間伐材を知ること、使うことは森を守ることに繋がります!
私は知ること、生活に支障のでない、できる範囲で使うことを継続していきたいと思っています。
自分のできることということで衝動的に間伐材からできている木糸のマスクを購入しました。
裏面が木糸で作られており、ウイルスカットと木の香りを楽しみながらつけています。
今回写真でお見せした間伐材は弊社事例の一部になりますが少しでも知って頂けると嬉しいです!

環境に配慮した家、店舗の相談をしたい…
地場産材を使った家に住んでみたい…
部屋の一部だけ間伐材使ってみようかな?
環境に配慮した家具がほしいな?

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最後まで読んで頂きありがとうございました。
ではまた更新します!

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